本人がわからなくても脳はわかっている!!という、こんな楽しい実験が行われました。
バッハの音楽が好きな人が、バッハの曲を聞いた時、脳の広範囲が活動していていました。
一方、ベートーベンの音楽を聞いてもらっても、脳はあまり活動していませんでした。
そこで、本人が知らないバッハの曲で、バッハの曲なのか、ベートーベンの曲なのかを伝えずに、バッハの楽曲に似たベートーベンの曲を聞いてもらった状態で脳をスキャンしました。
すると、本人はバッハの曲かベートーベンの曲か分からないままであるにも関わらず、バッハを聞いた時と同じ脳の場所が活発に活動していることが分かったのです。
歯車マークをクリックして、日本語字幕付きで見ることができます。
このことから、本人が自覚していなくても、好きな音楽や、リラックス効果がある、といわれているような音楽を聞くことは
脳には良い影響を与えているということが言えます。
どうでしょう?
やはりご家庭で、クラシック音楽を定期的に聞く機会を作ってみませんか?
演奏会に行くことができれば、もちろん良いのでしょうが、なかなか難しいという方もいらっしゃるかもしれませんね。
インターネットラジオなら、クラシック専門チャンネルがたくさんありますし、モーツァルト専門のチャンネルもあります。
もちろん、CDで聞いたり、テレビのクラシック番組を見るというのも素敵ですね。
でも、ご家族がピアノや楽器を習っているとなれば、練習の時に家族もその音楽を聞くことができます!
つまり、楽器を習っている生徒さんのおうちは、生演奏でクラシックが流れることが多い訳ですから、家族にもいい影響が出ているかもしれません!
お子さんが練習を最近サボり気味だというご家庭は、
「家族のリラックスのために、聞かせてちょうだい!」
と言ってリクエストを出してみたら、得意になって弾いてくれるかもしれませんよ。