私は日常的に「さらう」という言葉を使っています。
けれども、それは、音楽の世界特有のことだと分かっていませんでした。
先日、ラジオを聴いていると(我が家では、テレビよりラジオがついている時間の方が圧倒的に長い)
音楽業界の話が流れてきました。
「”さらう”っていう言葉、これは音楽業界特有なんですね。普通の人はよく分かりませんよ」
というような、ものでした。
「さらう」という言葉だけを聞いて連想すると、
人さらい?誘拐?などと、物騒なことを思い浮かべてしまうと思います。
けれども、音楽では「さらう」というのは「復習する」「練習する」という意味で使われます。
ですから、レッスンの時に先生から「この部分はよく”さらって”おきなさいよ」
と言われることも少なくありません。
子どもの頃から当たり前のように聞いて、使っていた言葉だったので
ラジオからそう言われて、笑ってしまいました。
自分の子どもには「この字、ちゃんと”さらっとき”なさいよ」などと、
私はピアノの練習以外でも使ってしまっています!
子どもも大体意味は分かるらしく、「どういう意味?」とは聞かれたことはありません。
ピアノのレッスンの時に、「さらって」と言われたら、復習をしっかりしておきなさい、
と言われているんだな、と解釈して下さい♪