子どもが小さいうちは、練習時間を確保することが難しく、
自分に言い訳をしながら、あまりピアノの練習をすることができていませんでした。
けれども、看板を出し、税務署に開業届を提出したからには、もう言い訳はできません。
大学生の頃のように、毎日何時間も練習することはできませんが、
最低でも毎日1時間は練習するようにしています。
さらに、教材研究のために図書館で本を借りてきたり、
所有している指導法の本を見直したりしています。
私のピアノの練習メニューは、まずはハノンを弾くことです。
私が小学生の頃から使っているハノンの楽譜は、背表紙もボロボロになっていますが、
今までレッスンで教えてもらったことが書き込まれている大切な宝物です。
ハノンを10曲ほどと、スケールの練習を少ししてから、
曲の練習に入ります。
練習時間があまり取れない時はハノンは3曲くらいにおさえておくこともあります。
大学生の時、先生に「ハノンは毎日練習!全曲できないなら、その日と同じ番号の曲を練習すれば良い」
と言われたのが印象的だったので、時間が無い時は、日にちに合わせた番号の曲を弾きます(笑)
独身の頃は、毎日練習するのが当たり前で、
練習できない日があると、すごく罪悪感を感じていたのですが、
練習しない日が続いてしまうと、それが当たり前になってしまい、
生活の中にピアノを練習する時間が無くなっていっていました。
今は、ピアノを弾くための筋力も、物凄く低下しているのを思い知らされています。
ピアノの練習はスポーツと似ているところがあります。
練習をさぼると、体がカンを取り戻すのに時間が必要になりますし、
演奏のための筋力も低下していきます。
練習を本格的に再開してからしばらくは、体の疲労をとても感じました。
でも、弾いている間というのは、とても集中していますし、
自分だけの音楽の世界に入ることができるので、
ピアノってやっぱり素敵だな、と再確認している毎日です。