電子ピアノの場合、電化製品ですので、だいたい10年くらいで不具合が出てくるのですが、
ピアノはメンテナンスをしっかりしていれば、一生使うことができる楽器です。
では、どんなメンテナンスが必要なのでしょうか?
一番のメンテナンスは、とにかく使うことです。
何でもそうですが、使わないと傷みが早くなります。
さらに、1年に1度は調律をすることをオススメします。
パッと聞いた感じでは、音は狂っていないように感じても、
1年経てば、結構狂ってきているものです。
きちんとした音感を養うためにも、調律は大切です。
調律には、音を調整してもらうだけでなく、
ピアノの中の状態を見てもらうという目的もあります。
ピアノは、弦を叩くハンマーはフェルトという素材でできていますし、
羊毛がたくさん使われている楽器です。
ピアノを置いている部屋の換気が悪いと、ピアノの中に虫がわいてしまうこともあります。
気温や湿度の変化で毎日状態が変わってしまいますし、
カバーで覆ったままにしておくと、ピアノが蒸されてしまい、良くありません。
ピアノの健康診断を受けるつもりで調律は1年に1回はしてもらうようにしましょう。