ピアノの練習が嫌いになる一番の原因は
「難しくなってきたから」
というのが、一番多いように感じます。
始めのうちは曲が短く、音の種類、リズムの種類も少なかったけれど、
レベルが上がってくると、音が沢山でてきて、
リズムも複雑になってきます。
さらに、曲が長くなってくるので、
1つの曲を先生に合格させてもらうまでに、
以前とは比べものにならないくらい時間がかかることがあります。
それが面白くなくて、練習から遠ざかってしまうのです。
では、どうすれば良いのでしょうか。
このようなお子さんの場合、
簡単な曲を練習するようにしてみましょう。
もしかしたら、音符を読む訓練がいまいち出来ていない為に、
弾くことが難しくなっているのかもしれません。
今のレベルよりかなり下げた楽譜で、簡単に弾ける曲を用意します。
そして、スラスラ弾ける心地良さを思い出してもらうのです。
しかし、ここで忘れてはならないのは”子どもにもプライドがある”ということです。
過去に終わったはずの簡単な楽譜を出してきて
「もう一度弾いてみなさい」と言われても、
「こんな曲、とっくに終わったはずなのに、どうして今さら弾かなければいけないんだ!」
と、思うはずです。
ですから、新しい楽譜で、レベルが下がったことを悟られないことが大切です。