ピアノのレッスンには何歳から通うのが良いか、
迷われる方も多いのでは無いでしょうか。
とにかく早く始めた方が上達するはず。
とにかく早く始めた方が音を聞き分ける耳が育つはず。
何となく、そんな風に感じていませんか?
プロのピアニストともなれば1歳や2歳から
ピアノを始めたという話も珍しく無いからです。
けれども、1歳や2歳の子どもが
ピアノを上手に弾けるようになるのはかなり稀なケースです。
まだ手が小さく、ピアノを弾くのに十分な筋肉が発達していないのに、
無理に弾かせると、手を痛めることになりかねません。
ですから、かなり注意してピアノを弾くようにしなければなりません。
レッスンを受けるにしても、親は近くで見ているだけで、
1人で椅子に座ってレッスンを受けることが理想です。
そうなると、一体いつからピアノを始めれば良いのでしょうか。
目安は、立ったままで、片手で掴むことができるサイズのゴムボールを
床に落として、跳ね返ってきたボールを片手でキャッチできるくらいに
成長してから、ということが言われています。
そうなると、個人差はありますが、
早くても、4歳くらいからになります。
もっと早くから音楽に親しませたい、というのであれば、
レッスンに通わなくても、ピアノで親と音を出して遊んだり、
一緒に歌を歌ったり、子どもも入場OKなコンサートに
行ってみたりすることをオススメします。
これは、遠回りではなく、良い耳を育てることにつながりますし、
音楽って楽しいな、と感じることができることにつながります。
そして、無理なくピアノが弾けるくらいに成長した時、
自然にピアノレッスンを始めることができれば、
グングン伸びていくのでは無いでしょうか。